3連複フォーメーション・ボックスのおすすめ購入方法と点数計算のコツをご紹介!

3連複フォーメーション・ボックスのおすすめ購入方法と点数計算のコツをご紹介!
目次

3連複とは? メリット・デメリットについて知っておこう!

3連複は、1着から3着に入る馬3頭の馬番の組み合わせを当てる馬券です。その順番は不問のため、順番通りに当てる3連単に比べれば難易度は低いですが、2着以内に入る2頭を当てる馬連よりは難しい馬券です。

3連複とは?

3連複は、**1着から3着に入る馬3頭すべての「馬番の組み合わせ」**を当てる馬券です。例えば、8番、5番、1番の3頭を選択した場合、買い目は馬番の小さいほうから並べて「1-5-8」と表記しますが、1着、2着、3着が「8番→5番→1番」の順に入っても的中します。3着が同着の場合は、「1着-3着-3着」や「2着-3着-3着」のように、3着同着馬が2頭(以上)含まれる馬券は不的中となります。

1~3着の3頭を順番通りに当てる3連単に比べると、3連複は当たりやすい馬券です。しかし、3頭を選ぶ必要があるため、1着のみを当てる単勝や、1~2着の2頭を当てる馬連に比べ、難易度は高くなります。

3連複のメリット

3連複のメリットは、3連単ほどは難しくない一方で、単勝や馬連よりも平均配当が高くなることです。

2018年の中央競馬全レースにおける、3連複の平均配当は2万809円。12万円以上にもなる3連単には及びませんが、馬連の5000円台に比べれば圧倒的に高く、的中すればより多くの払戻を受けることができます。

3連単のように1~3着の順番を決める必要はないため、**「3着以内に入りそうな馬はわかるけれど、勝ちそうな馬が見つからない」**といったレースでは、3連単よりも3連複がオススメです。

3連複のデメリット

一方で、3連複は3着までの3頭を選ぶため、馬連などより難易度がグンと上がることがデメリットとして挙げられます。

2着までの2頭を選ぶ馬連なら、18頭立てのレースで組み合わせの総数は153通り。しかし、3連複になると816通りと、馬連の5倍以上にものぼります。

また、3着には人気がない馬が来やすいことも、3連複の難易度を高めています。同じく2018年の中央競馬全レースで、3着馬の平均人気は5.0でした。これは1着馬の3.3や2着馬の4.1よりも高く、競馬新聞やスポーツ紙を見ればあまり印がついていなかったような穴馬でも、3着であれば来る可能性が少し高いことを意味します。だからといって、的中する確率を上げようとすれば、買い目が増えてしまうこともデメリットと言えるでしょう。

3連複ボックスとは? 具体例とともに解説!

3連複のボックスは、買いたい馬を3頭以上選択し、その組み合わせをすべて購入する方法です。選択した馬同士の組み合わせで決着すれば必ず的中しますが、選んだ馬が増えると買い目の点数が多くなってしまいます。

3連複ボックスとは

3連複のボックスは、買いたい馬すべての組み合わせを同一金額で購入する方法です。マークカードは「赤のカード」(フォーメーションの裏側)に記入します。

例えば、馬番1番、2番、3番、4番、5番の5頭を「ボックス買い」した場合、購入する組み合わせは以下の計10点になります。

  • 1-2-3
  • 1-4-5
  • 1-2-4
  • 2-3-4
  • 1-2-5
  • 2-3-5
  • 1-3-4
  • 2-4-5
  • 1-3-5
  • 3-4-5

選択した5頭のうち3頭が1~3着に入れば馬券は的中しますから(3着同着馬を2頭以上含まない場合)、レースを観戦しているときにも比較的わかりやすい買い方と言えるでしょう。

具体例とともに解説

3連複のボックスは、各馬の実力が拮抗していると思われ、簡単には軸を決められない、あるいはフォーメーション(後述)を組みづらいようなレースで選びたい買い方です。

例えば、2018年12月に行われた師走ステークスでは、単勝1~4番人気馬のオッズが3.6倍から5.5倍という狭い範囲に収まり、軸馬選びが非常に難しいレースでした。

2018年12月8日 中山11レース 師走ステークス

1番人気:3.6倍・フェニックスマーク
2番人気:3.9倍・チュウワウィザード
3番人気:4.1倍・テーオーエナジー
4番人気:5.5倍・クインズサターン
5番人気:10.9倍・クイーンマンボ
6番人気:17.6倍・アングライフェン

レース結果は、1着テーオーエナジー(3番人気)2着チュウワウィザード(2番人気)、そして3着クインズサターン(4番人気)と入り、3連複の配当は1780円(購入金額100円あたり)となりました。4~5番人気の差が大きいレースでしたから、**4番人気までの4頭を1点あたり100円でボックス買い(4点)**していれば、1380円のプラスになりました。

次に、もう1レース見てみましょう。2018年9月に行われた紫苑ステークスでは、4~7番人気単勝12.0倍から15.3倍と、上位人気の次位にくる馬たちが混戦模様でした。

2018年9月8日 中山11レース 紫苑ステークス

4番人気:12.0倍・クイーングラス
5番人気:12.9倍・レッドベルローズ
6番人気:15.3倍・パイオニアバイオ
7番人気:15.3倍・ランドネ

「3連複とは?」の項でも触れたように、「3着まで」となると、1頭くらいは人気薄の馬が絡むことも少なくありません。このようなレースでは、混戦の中でもあえて「人気のない方」をボックスに組み込む作戦も有効です。たとえば、「1、2、3、6、7番人気」のボックスです。

結果は、1、2着には上位人気の2、1番人気馬が入りましたが、3着には7番人気のランドネが入り、3連複の配当は3400円。**1点あたり100円の5頭ボックス(10点)**なら、2400円のプラスになりました。

3連複フォーメーションとは? メリット・デメリットを抑えておこう!

3連複のフォーメーションは、1頭目、2頭目、3頭目をそれぞれ個別に選び、その組み合わせを購入する方法です。ボックスよりも購入点数を少なく抑えられますが、組み合わせが複雑になります。

3連複フォーメーションとは?

3連複フォーメーションとは、1頭目、2頭目、3頭目にそれぞれ1頭以上を選択し、その購入可能な組み合わせのすべてを同一金額で購入する方法です。マークカードで購入する場合は、「赤のカード」(ボックスの裏側)に記入します。

たとえば…

1頭目:1番
2頭目:2番、3番
3頭目:2番、3番、4番、5番

とした場合、買い目は

  • 1-2-3
  • 1-2-4
  • 1-2-5
  • 1-3-4
  • 1-3-5

このような場合、3連複フォーメーションでの買い目は、以下の5点になります。順番を問わないため、例えば「1-3-2」の組み合わせは「1-2-3」と同じと扱われます。

買い目の条件は以下の通りです:

  1. 1番が必ず含まれている。
  2. 2番または3番のどちらか一方が必ず含まれている。

そのため、以下の条件をすべて満たした場合に的中となります。

  • 1)1番の馬は必ず3着以内に入る
  • 2)2番か3番の一方は3着以内に入る
  • 3)2~5番のいずれか1頭(「2」で3着以内に入った馬は除く)が3着以内に入る
  • 4)3着が同着だった場合:3着同着馬は1頭しか含まない

3連複フォーメーションのメリット

3連複フォーメーションの最大のメリットは、買い目を少なく抑えられることです。例えば、買いたい馬が5頭いる場合、ボックスで購入すると買い目は10点になりますが、フォーメーションを使うことで、半分の5点で済ませることができます。

さらに、3連複フォーメーションでは、1頭目に2頭以上、2頭目に3頭以上を選択することも可能です。これにより、レースの難易度や予想に応じて、自由自在に組み合わせを作ることができるため、非常に柔軟な買い方ができます。

3連複フォーメーションのデメリット

3連複フォーメーションのデメリットは、買い目に入っている馬が1〜3着を独占しても、必ずしも的中するとは限らない点です。例えば、前述の例で「必ず3着以内に入る」として選ばれた1番の馬が4着以下になった場合、その組み合わせが的中しても、馬券は外れとなってしまいます。つまり、買い目に入れた馬が指定の順位に入ることが必要です。

さらに、組み合わせが複雑になるため、慣れていないうちは、買い目の点数や当選したかどうかを確認するのが難しくなる場合もあります。

3連複ボックスの買い方 ~3連複フォーメーションと何が違う?~

3連複のボックスは、3着以内に入りそうな馬は何頭かに絞れるものの、その中での順位づけが難しいレースで選択したい買い方です。

フォーメーションとの違い

競馬初心者の方が、まずは馬連で2着までの馬を選び、次に3着までを見越して3連複に挑戦する際に、比較的わかりやすい買い方がボックス買いです。

3連複フォーメーションでは、買い目に入れた馬が1〜3着を占めても、組み合わせによっては外れることがあります。しかし、ボックス買いの場合、1、2、3着馬をすべて選択していれば、必ず的中するので、安心して買える方法です。レース観戦時も、応援しやすく、結果が見えやすい点がメリットです。

一方、ボックス買いのデメリットは、「選んだ馬の組み合わせをすべて購入」するため、買い目の点数が多くなりがちなことです。これにより、賭け金が増える可能性があるため、注意が必要です。

点数計算方法

3連複ボックスの買い目は、いったい何点くらいになるのでしょうか。ボックス買いの点数は「何頭選択したか」だけで決まり、ボックス用のマークカード(赤のカード)にも早見表が記載されています。

3連複、馬連ボックス点数早見表

マーク数3点4点5点6点7点8点9点10点
3連複点数1点4点10点20点35点56点84点120点
馬連点数3点6点10点15点21点28点36点45点
マーク数11点12点13点14点15点16点17点18点
3連複点数165点220点286点364点455点560点680点816点
馬連点数55点66点78点91点105点120点136点153点

3連複のボックス買いでは、選ぶ馬の数に応じて買い目の点数が増えます。例えば、4頭ボックスなら買い目は4点で、馬連の6点より少なくなります。5頭ボックスの場合は買い目が10点で、馬連と同じになります。しかし、6頭ボックスでは買い目が20点となり、馬連(15点)を上回ります。それ以上、10頭ボックスにすると、馬連(45点)に対し、3連複は120点にもなります。

買う馬の数を「n」とした場合、買い目の点数は以下のように計算できます:

3連複ボックス点数=n×(n-1)×(n-2)÷6

おすすめ買い方

ボックス買いが適しているのは、「3着以内に入りそうな馬」を何頭か選ぶことはできても、その選んだ馬同士では力の差が少ないと思われるレースです。例えば、「3着以内に入れそうなのは5頭だけ。しかしその5頭の甲乙はつけがたい」といった場合、そのまま5頭をボックスで買っても買い目は10点です。無理にフォーメーションにしても数点しか削減できない上、買った馬がせっかく1~3着を独占してもハズレる可能性が出てきますので、そのまま5頭をボックスで買うのがオススメです。

一方、ボックス買いを避けたいのは、買いたい馬が非常に多く、絞りきれないレースです。例えば、7頭ボックスでは35点、10頭ボックスでは84点と、買い目の数が増えます。さらに、上位人気馬が多く含まれていれば、当たっても払い戻しが少なく、「馬券が当たってもマイナス」となる可能性が高くなります。このような場合は、3連複以外の馬券式別や買い方を検討したほうが良いでしょう。

3連複フォーメーションの買い方 ~点数計算法~

3連複のフォーメーションは、3着以内に入る候補馬を、その有力度から3グループに分けられるようなレースで選びたい買い方です。例えば、強力な1頭目、次に人気がある2頭目、そして外れ馬券の可能性が低い3頭目に分けるといった形です。このような買い方は、馬の実力差が明確に見えるレースに適しています。

しかし、買い目の点数計算は複雑になるため、手動で計算するのが難しい場合もあります。そこで、ネットや自動発売機で確認するのがオススメです。これにより、誤った組み合わせや点数を購入するリスクを減らすことができます。

点数計算方法

3連複フォーメーションの点数計算方法は、ボックスに比べ非常に難解です。特に、複数の候補馬を選び、グループ分けをして購入点数を計算する必要があるため、手動で計算するのは非常に手間がかかります。そのため、まず頼りたいのはコンピューターの力です。

パソコンやスマートフォンでインターネットに接続できる環境があれば、JRAホームページにある「フォーメーション組合せ数計算」ページを利用するのが非常に便利です。このページでは、馬番をチェックするだけで、3連複以外の馬券も含めてその点数を簡単に確認することができます。

また、競馬場やWINSでは、自動発売機でも確認が可能です。「フォーメーション組合せ数確認」ボタンを押し、記入済みのマークカード(赤のカード)を投入すると、画面に合計点数が表示され、カードが返却されます。この機能を使うことで、誤った計算を避けることができます。

これらの手段を活用できない場合は、最終的にはご自身で計算することになりますが、計算式に慣れるまでは他のツールを活用する方が効率的です。

  • 1頭目:1番
  • 2頭目:2番、3番
  • 3頭目:2番、3番、4番、5番

これは、1頭目に必ず3着以内に入る馬を1頭選び、2頭目以降に重複がある場合の計算方法です。実際のレースでもよく使われるケースです。

このような場合、2頭目に選んだ馬をそのまま3頭目にも選択しているときは、組み合わせの総数を計算する方法として、以下の式を使います:(3頭目の頭数−1)+(3頭目の頭数−2)+(3頭目の頭数−3)…(3頭目の頭数 – 1) + (3頭目の頭数 – 2) + (3頭目の頭数 – 3) \dots(3頭目の頭数−1)+(3頭目の頭数−2)+(3頭目の頭数−3)…

例えば、3頭目を4頭、2頭目を2頭選んだ場合、計算式は以下のようになります:(4−1)+(4−2)=5通り(4 – 1) + (4 – 2) = 5通り(4−1)+(4−2)=5通り

これにより、選んだ馬の組み合わせの総数がわかります。

難解な場合

一方、1頭目から複数の馬を選び、重複がある場合の計算は難しく、前述のような計算ページ自動発売機を利用するのが理想的です。しかし、ご自身で計算する場合は次の方法を試してみてください:

  1. 3頭目をボックスで買った場合の点数を求める。
  2. その後、フォーメーションではハズレる組み合わせの点数を引く。

この方法で計算すれば、フォーメーションの組み合わせ点数を求めやすくなります。

おすすめの買い方

フォーメーションの特長は、組み合わせの自由度が高いこと。そのため「ボックス」や「ながし」のような定型には収まらない買い方をしたいときに利用します。特に「3着以内に入りそうな馬(=3連複で買いたい馬)」を、さらに3グループに分けられるようなレースでは有効です。

1)買いたい馬の中でも、3着以内に入る確率が特に高そうな馬

2)「1」ほどではないものの、有力と思われる馬

3)その他の買いたい馬

予想印を「◎○▲△」の順とした場合、たとえば「◎ - ○▲ - ○▲△△△」(7点)や、「◎○ - ◎○▲ - ○▲△△△」(10点)といった例が挙げられます。

この章のまとめ

3連複は、特に「3着以内に入りそうな馬」を複数選べるレースで有効な馬券式別です。その中でも、レースにおいて 勝ち馬 を絞れる場合は、3連単 が最適となり、勝ち馬の絞りが難しい場合は 3連複 がオススメです。

買い方の選択

  • 絞れる場合(勝ち馬がわかりやすい場合)3連単
  • 絞れない場合(競り合いのレース)3連複

3連複の買い方

  • フォーメーション:出走馬を 「有力馬」「次点の有力馬」「その他の馬」 に分類できる場合におすすめ。
  • ボックス:有力馬同士の力の差がつけられない場合、もしくは選べる馬が多すぎて分類が難しい場合に有効。

情報活用の重要性

レースを予想する際、ただ「有力馬」を選ぶだけでなく、より細かく馬の状態やレース展開を見極める必要があります。このため、信頼できる情報を使うことが大切です。情報過多の中から自分に合った信頼できるデータを選択し、馬券作戦に役立てることが成功のカギです。

JRA-VAN はその最適な情報源として非常に便利です。JRA-VANには以下のサービスが提供されています:

  • JRA-VAN NEXT(PCソフト): 過去レースデータ、出馬表、オッズ、調教データ、血統情報など、30年分以上のデータを提供。
  • JRA-VAN DataLab.(データラボ): よりニッチなデータにアクセスできるサービス。
  • JRA-VAN TRY: 手軽に予想をしたい方にオススメのアプリ。

これらの情報を駆使して、競馬予想に活かすことができるでしょう。

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