「隣の芝は青く見える」という言葉があるように、自分より他人がよく見える心理が競馬とパチンコにも当てはまるのではないでしょうか。競馬をしていると「パチンコは儲かる」と聞くこともありますし、逆に「万馬券を取った」という話に悔しく感じることもあります。
では、実際に競馬とパチンコはどちらが儲かるのでしょうか?
この疑問を解決するために、まずはそれぞれの勝ち方を見ていきます。その後、還元率をはじめとする競馬とパチンコの違いを検証し、どちらが儲かるのかを詳しく解説します。
さらに、運営元や始められる年齢についても紹介します。
競馬・パチンコどっち:競馬の勝ち方
「ビギナーズラック」という言葉の通り、最初に競馬場に連れて行ってもらった際に馬券が大当たりすることがあります。しかし、その後はなかなか勝てずに、悶々とした日々を過ごす競馬ファンが多いのではないでしょうか。
競馬で勝つためには様々な要素が必要ですが、その中でも重要と思われるポイントをいくつか紹介します。
データを分析する
競馬は運に左右される面もありますが、最も大事なのは事前のデータ分析です。競馬新聞には前5走の結果が詳しく掲載されているので、まずは走破タイムや騎手、負担重量などをチェックしましょう。
過去のデータからその馬がコースや距離に合うか、騎手との相性などを把握できます。また、血統や追い切りの状況を加えて他馬と比較し、レース展開を予測することで、どの馬が1着になるかが見えてきます。
このように競馬で勝つためには、データを多角的に分析することが重要です。
当日の馬の気配を重視する
事前の研究で1着になる可能性の高い馬でも、当日不調だと力を発揮できずに負けてしまいます。特に長距離の遠征時には、輸送中の体調不良もあるので注意が必要です。
当日にそれを見分けるには、パドックと返し馬が重要なポイントです。どちらもキビキビとした動作で歩いたり走ったりしていれば問題ありません。
しかし、発汗がひどかったり、動きが緩慢だったりする場合は注意が必要で、事前研究で付けた評価を少し下げた方がいいでしょう。
このように、データと当日の気配を組み合わせることで予想の精度が上がり、勝てる可能性も高くなります。
競馬・パチンコどっち:パチンコの勝ち方
続いて、パチンコの勝ち方を見ていきましょう。各台によって攻略方法は異なりますが、ここでは全ての台に共通する勝ち方を紹介します。
確変論を重視する
パチンコは運に左右されやすいと言われていますが、何よりも確変(確率変動)が起こる可能性が高い台を見つけることが重要です。確変を起こすためには、スタートチャッカーに玉を入れて大当たり抽選を開始しなければなりません。
さらに、少ない玉でより多くスタートチャッカーに入れるためには「釘」を読むことが大事です。このように、適当に台を選んでも勝てる確率は低いため、しっかりとした情報収集と分析が求められます。
そのために役立つツールが、データロボサイトセブンです。このツールを使うことで、各台の回転数や出玉状況などを確認でき、釘の状態を店に行かなくても把握することができます。
パチンコで勝つためには偶然に頼るのではなく、収集したデータを徹底的に分析することが大切です。
打った台のデータを記録する
パチンコで大当たりが来たとき、重要なのは打った台のデータを記録することです。まずはスタートチャッカーの2本の釘の幅と、その時の収支を記録していきましょう。
釘の状態は見てもわからないと感じる人もいるかもしれませんが、何度も見ているうちに、**「なるほど、こういうことか」**と理解できるようになります。これは、競馬のパドックで馬を見ても最初はわからないのと似ています。
その後、どんな状況で出玉がどうだったのかを把握していくことで、徐々に勝つための力がついていきます。パチンコで勝つためには、研究と記録、そしてその地道な繰り返しが何より重要なのです。
競馬とパチンコどっちが儲かる
競馬とパチンコ、どちらも大事なお金を賭けて楽しむギャンブルですが、どちらが効率よく儲けられるのかは気になるポイントですよね。ここでは、競馬とパチンコの様々な違いを元にして、どっちが儲かるのかを検証していきます。
還元率の違い
還元率とは、賭けられた総額がどのくらいの割合で自分たちに戻ってくるのかの指標です。この数値を見ることで、儲かる可能性を測ることができます。
競馬の還元率は法律で明確に決まっており、70〜80%で設定されています。馬券の種類によって異なりますが、例えば、JRAで最も人気のある三連単は72.5%です。例えば、三連単に総額1000万円賭けられた場合、JRAの取り分は275万円になります。
一方、パチンコの還元率は公開されていませんが、**80〜90%**ほどと言われています。これだけを見ると、パチンコの方が有利に感じるかもしれません。
ただし、パチンコは還元率を店ごとに自由に設定できるため、**98%**のサービスデーもあれば、60%の日もあります。この変動を通じて、店側は利益と顧客満足度の調整を行っているのです。したがって、データの分析をして店の傾向を探ることが大切になります。
賭け金・儲かる額の違い
次に賭け金についてですが、競馬の馬券は100円から無限に買うことができます。一方、パチンコは1玉4円で、1分に100発消費するため、400円が1分で必要となり、1時間で24000円程度の賭け金がかかります。
次に儲かる額ですが、競馬は無限大の可能性があり、パチンコは1日数万円から、多くても10数万円程度が一般的な範囲でしょう。競馬には無限大のロマンがあり、パチンコは確実に勝つ可能性が高いという特性があります。
どちらが良いかは一概に言えませんが、それぞれの特性を理解することが非常に大切です。
タイムパフォーマンスの違い
「時は金なり」と言いますが、ギャンブルも効率よく稼ぎたいですよね。
競馬は約30分に1回レースが行われ、レース時間は1分から3分ほどで、その中で100万円を稼げる可能性もあります。これを考えると、タイムパフォーマンスは非常に優秀と言えるでしょう。
一方で、パチンコは1日中頑張って打ち続けても、最大で10数万円の勝ちにしかなりません。そのため、タイムパフォーマンスを比較すると、競馬がやや有利と言えるでしょう。
しかし、人は自分が好きなことをやっていると、時間の感覚が無くなるものです。最終的には、時を忘れて楽しめることが一番大切なのかもしれませんね。
相性による適性の違い
競馬とパチンコは、相性による適性の違いも大事だと考えられます。
競馬は、競馬場という広い空間で、ファンが一体となって盛り上がるスポーツ観戦要素も含まれたギャンブルです。一方で、パチンコは自分一人で台に向き合い、黙々と打ち続けるタイプのギャンブルです。
大きく分けると、アウトドア・全体感を楽しむ競馬、対してインドア・個別感を味わうパチンコということができます。これを踏まえると、どちらが良いかは自分との相性に大きく関わってきます。
初めに述べたように、競馬もパチンコも**「研究」しないと勝てません。そして、何事もそうですが、自分が「好き」**なものには惜しみなく時間を使いますよね。
そのため、競馬とパチンコは、最終的に自分が「好き」な方が儲かると言えるのではないでしょうか。
競馬とパチンコの運営元
競馬とパチンコの運営元は大きく異なります。
競馬は公営ギャンブルで、中央競馬は国が管轄する日本中央競馬会(JRA)、地方競馬は県や市町村が管理して行われています。公共性が高いギャンブルであり、競馬法という法律に基づき、さまざまなルールが定められています。
一方、パチンコは民間企業が運営しており、新台の投入やホールサービスの向上など、営業努力が行われています。パチンコは大きなお金が動く遊戯であるため、風営法によりその規則が明示されています。
競馬とパチンコの始められる年齢
2022年4月から、成人年齢が18歳に引き下げられましたが、競馬では依然として20歳以上でないと馬券を購入できません。成人年齢が18歳に変更されたにもかかわらず、競馬の購入年齢は20歳からというルールは変わらなかったのです。
一方、パチンコは風営法により、18歳未満のパチンコ店への立ち入りが禁止されています。また、パチンコ店では自主規制により、高校生の入店禁止も行われています。そのため、パチンコは18歳以上の高校生でない人がプレイ可能です。
競馬とパチンコ、同じギャンブルでも開始年齢が2年違うのは、確かに不公平に感じるかもしれませんね。
競馬・パチンコどっち:まとめ
この記事では、競馬とパチンコのどちらが儲かるかについて解説しました。
負けが続くと、他のギャンブルに乗り換えようとする方もいますが、結局は元に戻ってしまう人が多いという印象です。将棋の棋士が囲碁やチェスを趣味にしている話をよく聞きます。同じ思考の戦いをするため、囲碁やチェスを通じて将棋のヒントを得ることがあるそうです。
競馬とパチンコも、それぞれ特性は異なりますが、どちらも研究しないと勝てない点では共通しています。たまに別のギャンブルを楽しんでみることで、本業に役立つヒントが得られるかもしれませんよ。
それぞれのギャンブルに時間をかけて研究し、楽しむことが大切です。